呼吸法によるリラックス

2022年12月3日作成

試験ほか緊張を強いられる重要な場面で簡便に立て直しを図る方法の一つとして呼吸法が挙げられます。



呼吸法の効果

深呼吸によって、活動性を下げ心身を落ち着かせる副交感神経の働きが強まりリラックスが促されます。過剰な緊張を強いられる試験等の場において、過緊張によってパフォーマンスが低下した際の立て直しに有効です。
また、吸気の時間の長さに対して呼気の時間が長ければ、より副交感神経の働きが促されます。吸気:呼気=1:2の長さで呼吸をすると理想的です。

方法

腹式呼吸により以下のペースで呼吸を行います。ただし、ペースが合わないと感じたら自分のペースで呼吸をしても構いません。また呼吸の長さを特定のペースに合わせること自体に不快感等を感じる場合は自分のペースで深い呼吸を行ってください。

  1.  2秒間息を吸う
  2.  1秒間軽く呼吸を止める
  3.  4秒間息を吐く
  4.  1.から3.を繰り返す

注意点

過剰な深呼吸を行った場合、以下のリスクも生じますので注意してください。呼吸そのものが負担とならない程度の、楽にできる範囲の呼吸に留めてください。

  • 過換気症候群:息苦しさ、動悸、意識が遠のく・失神する、体のしびれ、頭痛などの症状
  • 迷走神経反射:意識が遠のく・失神する、吐き気、頭痛などの症状

まとめ

  • 深呼吸によってリラックスが促される
  • 腹式呼吸で深く呼吸する。一例として「2秒吸う→1秒止める→4秒吐く」。ただし呼吸のペースは自分なりのものでも良い
  • 過剰な深呼吸をしない